Steam vs itch.io【2026年】インディーゲーム販売、海外展開の正解はどちら実際に計算してみた
最終更新: / クリナビ編集部

インディーゲームを世界に向けて販売するなら、SteamとBOOTHとitch.ioが主要な選択肢です。Steamは世界最大のPCゲームプラットフォームで集客力は圧倒的ですが手数料30%と審査あり。itch.ioは手数料を自分で設定でき(0%〜)無審査で即公開できますが、集客は自力です。どちらを選ぶかは「既に集客力があるか」で大きく変わります。
クリナビ編集部の結論
Steamは世界最大のPCゲームプラットフォームで集客力は圧倒的。審査・出品費$100があるが、それを超えるリターンが期待できる。itch.ioは手数料フリー(自由設定)で即公開可能、ゲームジャムでの認知獲得に最適。多くの開発者がitch.ioで試作・認知を獲得し、Steamで本格販売という両立戦略を取っています。
手数料の実額比較
Steamの収益分配は売上規模に応じて変動します。累計$10万まで30%、$10万〜$50万は25%、$50万超は20%。インディー開発者の多くは30%の枠内です。1,000円のゲームが売れると手取り700円。 itch.ioは0〜100%の範囲でクリエイターが手数料を自由設定できます。推奨は10〜30%ですが0%も可能。ストアへの貢献(手数料の寄付)という独自の考え方に基づいています。1,000円のゲームを手数料0%設定なら手取りは決済手数料分のみ控除で約970円。
集客力:世界3億人 vs コミュニティ駆動
Steamには約3億5,000万のアカウントがあり、新作ゲームの「発見」機能(ウィッシュリスト・キュレーター・タグ検索)が充実しています。ただしゲーム数が膨大なため、無名タイトルが自然に発見されるには工夫が必要です。 itch.ioはゲームジャムの文化が根付いており、世界中の開発者・プレイヤーがコミュニティを形成しています。無名でもゲームジャムに参加することで一気に認知が広がります。フォロワーが少ない段階ではitch.ioの方が発見されやすい場合があります。
審査・出品コストの違い
SteamへのゲームリリースにはSteamworksへの登録と$100(約15,000円)の審査料が必要です。ゲームが$1,000の収益に達すると返金されます。審査は内容のチェックで、通常3〜5営業日かかります。 itch.ioは審査なし、費用なし、アカウント作成から数分で公開可能です。ゲームジャム・β版・無料配布から始められる柔軟さが魅力です。
日本語対応・日本のユーザーへのリーチ
Steamは日本語完全対応で日本のゲーマーへのリーチが強いです。日本語パッチ・日本語字幕対応ゲームへの需要は高く、日本語に対応するだけでセールス地域が広がります。 itch.ioは英語メインで日本語UIは限定的です。日本向け販売には別途BOOTHの活用が一般的です。国内の同人ゲーム開発者はBOOTH(国内)+itch.io(英語圏)+Steam(本格展開)の3段階戦略が多いです。
よくある質問
Q. SteamとBOOTH、両方同時に販売できますか?
A. はい。多くのインディー開発者がBOOTHで国内販売しながらSteamで海外展開しています。
Q. itch.ioの手数料は本当に0%にできますか?
A. 可能です。ストアへの貢献率を0%に設定すれば、プラットフォーム手数料はかかりません(Stripe等の決済手数料は別途)。
Q. Steam審査はどのくらいかかりますか?
A. 通常3〜5営業日です。コンテンツポリシーに問題なければ差し戻しは少ないです。成人向けコンテンツは別途申告が必要です。
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